感動ポルノって表現、おかしくない?

24時間テレビが終わってからちょくちょくYahoo!ニュースなどで目にするようになった言葉、感動ポルノ
どうやら語源としては自身が障がい者であるジャーナリストのステラ・ヤングさんが造った造語から来ているんだとか。

ウェブマガジン “Ramb Up” の記事 “We’re not here for your inspiration” という記事の中で使用し、普及した言葉だそうです。
こちらがその記事のURL: http://www.abc.net.au/rampup/articles/2012/07/02/3537035.htm

細かい文字が多すぎて意識を失いそうになりますが、inspiration porn という単語がちらほら出てきています。
これが日本でいう「感動ポルノ」になります。

一般的に porn とは pornography の略称で、性的な興奮を起こさせるという意味で知られています。
ですが、inspiration porn に限らず food porn、Earth porn という言葉も存在するようです。

こちらが food porn の例

そしてこれが Earth porn の例

おそらく、food porn であれば食べたい、Earth porn であればその場所に行きたいと、
大げさに言うと、見た人を虜にさせることをいうんだと思います。

inspiration porn に関しては、障がい者が頑張っているのを見て自分もその気になる、といった感じでしょうか。
障がい者は別に頑張っているわけでもなく普通に生活しているだけですが。

ということで、ポルノという単語自体は使い方としてまったく問題ないみたいです。
でも日本ではそんな使い方が浸透していない!
それに無理やり日本語に置き換えた感がどうしてもある。
さらに最近日本にも浸透してきた言葉、リベンジポルノは一般的な porn の意味…

ややこしわ!

でも、またひとつ勉強になりました。