Tip of the Week No.233 ‘temple’

中学校で習う単語、temple。
意味は名詞で「寺、寺院」として習いました。
では、この文章はどういう意味でしょう?

My temple hurts.

同じ単語でも品詞によって意味が違います。
例えば ‘book’。名詞では「本」、動詞では「予約する」。
普通これで解決なんですが、この文章の temple は名詞として使われています。
「わたしのお寺が痛い。」な訳ありません。
辞書で調べてみると名詞としての意味が二つ。一つ目が「寺、寺院」。もう一つが意外でした。

temple noun
each of the flat parts at the sides of the head, at the same level as the eyes and higherHe had black hair, greying at the temples.

temple 名詞
頭の両横にある平べったい部分、両目と同じ位置かそれより高い:彼は黒い、こめかみ部分は灰色の髪をしていた。

そう、こめかみ
My temple hurts.‘ は「わたしのこめかみ(の部分)が痛い。」という意味。

「寺、寺院」としての語源は、
[中期英語 [tempel (古期英語も同形)の異形]; tempel<ラテン語 templum 占い者が吉凶を占うために区分された空間、神殿 ]

「こめかみ」としての語源は、
[中期英語<中期フランス語<俗ラテン語 *tempula [tempusこめかみ」の複数形 tempora (女性単数形と解釈される)に相当]]

言ってることがよくわかりませんが、語源はそれぞれ違うことがわかります。
語源は違うのにつづりは同じ…ややこしい!